建物内部の水回り以外のコーキングに目を向けよう

コーキングといえば、外壁や水回りを思い浮かべますが、
それ以外のところでも活躍しています。

・クッションフロアの取り合い

クッションフロアのジョイントや巾木の取合い等に、コーキングを充填します。

クッションフロアは端の部分から汚れが染みてしまう傾向がありますので、
コーキングが切れるとジョイント等の取合い部分が目立ってしまい、
かっこ悪くなってしまいます。

ジョイントが目立つとジョイントからクッションフロアが
めくれてきて、つま先に引っかかるなど危なくなってしまいます。

・壁紙のジョイント部分

壁紙の四隅やジョイント部分は、サイディングと同様に
ワーキングジョイントとなるので、動きがあり隙間出来てしまいます。

その為、コーキングを充填して隙間を目立たなくさせます。

壁紙のコーキングは他の内部の部位とは違い、壁紙屋さんが行うコーキングです。

扱いやすいので、DIYで補修を行う事も可能です。

ホームセンターでも取り扱っており安価なので、
隙間が発生したらご自分で行ってみると良いでしょう。

この他、様々な隙間の部分等のコーキングを充填する事があります。

外部でも活躍しますが、内部でのこんなに活躍してくれます。

紫外線をあまり浴びないので外部よりは寿命が長いですが、
経年劣化により切れてしまいますので、定期的なメンテナンスが必要となります。

外部より打設する事が簡単ですので、DIYで行う事も可能です。

しかし、慣れていないと想像以上に難しい作業ですので、
不安な場合は業者に依頼してメンテナンスを行ってもらいましょう。

建物内部の水回り部分のコーキングに目を向けよう

コーキングといえば外壁等の外廻りに使う防水材
というイメージがありますが、建物の内部でも大活躍しています。

建物内部のコーキングは、このような部分にあります。



・ユニットバスの縦入隅部分や窓廻り

ユニットバスの入隅や窓廻りは、コーキングを行う事で気密性を高める事が出来ます。

ユニットバスは湿気が多いので、気密性が無ければ構造材に大きな影響を与えてしまいます。

構造材が腐食し、シロアリが大好きな空間に早変わりしてしまいます。

・台所キッチンパネル廻り

キッチンパネルのジョイント部分や周辺の部材との取合いに、コーキング処理を行っています。

コーキングが切れると下地の石膏ボード等に大きな影響を
与えてしまうので、カビてしまう可能性があります。

・キッチンと壁の取合い

キッチンと壁の取合いにコーキングを充填する事で、水やゴミが落ちる事を防止する事が出来ます。

水とゴミが絡んで溜まってしまうと、カビが発生してしまう可能性がありますので、良くありません。

・洗面台と壁の取合い

キッチンと同様、隙間にゴミや水が落ちる事でカビを発生させてしまう事があります。

特に洗面台では水をバシャバシャ扱うので、隙間があると水が入り込んでしまう可能性があります。

コーキングの上に塗料塗った際の不具合は何故起きるのか

コーキングと塗料の伸びの差を避ける為には、
コーキングの上に塗料を乗せない事です。

塗装版のサイディングを使って、サイディングの色に
合わせたコーキングを使う事で、余計な劣化を避ける事が可能となります。

コーキングの劣化のみが、気になる程度になります。

しかし、コーキングの上に塗料を乗せる事が利点となる場合もあります。

それは、塗料がコーキングをコートしてカバーする事が出来るので、
コーキングの寿命を長くさせる事が出来るという事です。

コーキングは紫外線に非常に弱く、風化によりコーキングが
硬くなってひび割れを起こしやすくなってしまう性質があります。

塗装を乗せていないコーキングの場合は、5年程でどんどん劣化が始まってしまいます。

コーキングの上に塗料を乗せる事で、確実に寿命を高める事が出来ます。

しかし、塗料のヨレは間違いなく発生してしまうので、
見た目を選ぶのかコーキングの寿命を選ぶのかの選択になります。

専門家に言わせれば、コーキングの上には塗装を施すのが理想という方もいらっしゃいます。

窒素系産ディング以外の外壁であれば、弾性塗装を施す事でコーキング上の
塗料に伸びを作る事が出来るので、塗膜とコーキングの両方の劣化を
防ぐ事が出来ますので、オススメです。

コーキングや塗料は湿式工法ですので、使い方によって
面倒な状態を引き出してしまう事があります。

相性や性質等をしっかり把握し、余計な悩みが起きないコーキングを作りましょう。

コーキングの上には塗料を乗せない方が良い

コーキングの上には塗料を乗せない方が良いと言われていますが、
その理由はコーキング材と塗料の相性の悪さによって引き起こしてしまいます。

無塗装のサイディングやモルタル外壁に充填するコーキングは、
その上に塗料を乗せて仕上げます。

しかし、経年劣化する事でコーキング上の塗料がヨレてしまい、
見た目にもカッコ悪くなってしまうのが、難点です。

コーキングの上の塗料のヨレが目立ってしまう理由は、
コーキングと塗料の伸び率の違いにより起きてしまいます。

伸び率が違うので動きも当然変わってしまい、
互いに違う動きを勝手にしてしまうので、
コーキングの上の塗膜は割れたり剥がれたりしてしまいます。

伸び率が違う者同士ですので、コーキングの上に塗装をする場合は、
馴染ませる専門の塗料を下地に塗布します。

この塗料により、コーキングと塗料の動きに差が出ないようにする事が出来ます。

しかし、その下処理にはお金と手間がかかるので、残念ながら行わない業者が大半です。

その為、経年劣化により塗膜にヨレを引き出してしまうパターンが非常に多いのが現状です。

コーキングのカラーはどうやって作るのか

コーキングの元のベースカラーは、グレー色です。

グレー色にカラーを混ぜる事で、様々なコーキングのカラーを作ります。

カラーマスターという粉を特注で作り、それをコーキング材に
撹拌して混ぜさわせる事で、理想のカラーのコーキングを作る事が出来ます。

特注ですので多少の追加料金が取られてしまう事がありますが、それほど高くありません。

また、特注で作成するので、3週間程かかってしまいます。

その時間を逆算して、メーカーに依頼して作ってもらいます。

カラーマスターを作成してもらうと、日本塗装工業のカラー見本のように
どんな色のコーキングでも作る事が可能となります。

既存外壁に合わせて作るので、どうしても100%同じカラーにはなりませんが、
近似値にはする事が可能です。

コーキングの打ち直しを行う際に、少ないカラーからの選択しか
出来ないという業者であれば、コーキングの打ち直しを依頼するのは止めましょう。

色んな建物を扱っている業者であれば、このようなカラーマスターでの作成に詳しく、
お客様から言わなくても外壁に近いカラーのコーキングを発注して施工してくれます。

コーキングは建物上から下まで一直線に充填するので、
そのカラーが違うようであれば酷く目立ってカッコ悪い外壁にしてしまいます。

コーキングを打ち直して建物を丈夫にしようと思って行ったのに、
外観の見た目が変になるなんて良い事ではありません。

お客様の立場に立って考えられる業者に、コーキング施工をお願いするようにしましょう。

コーキングは数色では無い!色んなカラーがある

コーキングの打ち替えをした際に、既存の外壁と新規の
コーキングの色が全く合っていない事があります。

打ち直しだから仕方のない事だと業者に言いくるめられる事も
多いようですが、本来このような事はあり得ません。

新築の際に外壁に合わせたカラーのコーキング充填が出来たのに、
打ち直しの際には無理という話は道理に叶いません。

このようなコーキングのトラブルは、よく起きているようです。

コーキングには基本のカラーがあり、常にある種類は6種類ほどしかありません。

6種類しかないので仕方がないと言われる事があるようですが、
基本は6種類しかないというだけで、実は他にも沢山のカラーがあります。

外壁のカラーは様々あるので、コーキングメーカーは
特注でカラーを作る事が可能となっております。

2種類の ボンドブレーカー

ボンドブレーカーには、2種類あります。

・クラフトテープ

ポリウレタン系、ポリサルファイド系のコーキングに
適しているボンドブレーカーです。

・ポリエチレンテープ

ポリイソブチレン系、シリコーン系、変成シリコーン系に
適しているボンドブレーカーです。

クラフトテープは明らかに紙テープですので、
ボンドブレーカーでは無いという方も居ますが、
れっきとしたボンドブレーカーですので問題ありません。

サイディングのジョイント部分の溝を見ると、
明らかにハット型ジョイナーと思えないような色が見えます。

これが、ボンドブレーカーです。

これを不要だと思って剥がしてしまう方もいるようですが、
2面接着を作る為には絶対に剥がしてはいけません。

打ち直しの場合は、既存コーキングを撤去した際に
ボンドブレーカーも一緒に剥がれてしまう事があります。

剥がれた部分には、新規でボンドブレーカーを張り付けます。

ボンドブレーカーの費用は安価ですので、工事費に項目を計上せずに
工事費の中でまとめて工事を行ってしまう場合が大半です。

コーキングの打ち直しの場合は、打ち直す前にボンドブレーカーの
有無をご自分の目でチェックしてみましょう。

ボンドブレーカーが見受けられない場合は、
何故ボンドブレーカーが無いのか業者に問い合わせてみましょう。

2面接着のコーキングを作る為には、ボンドブレーカーは必要不可欠なパーツです。

ボンドブレーカーを上手く活用し、2面接着のコーキングを作りましょう。

コーキングに必須な材料ボンドブレーカー

ボンドブレーカーは、別名絶縁テープといいます。
コーキング施工を行う際に、コーキング底面の接着を
回避させる為に張り付けるテープ材です。

目地の両脇の2面のみに接着させる事が出来るので、
2面接着を作る事が出来ます。

国土交通省の建築工事共通仕様書においては
「紙、布、プラスチックフィルムなどの粘着テープで
シーリング材と接着させないものとする」と規定されています。

コーキング工事には、欠かせない材料です。

コーキングは、2面接着が鉄則となります。

2面接着にする事で、建物の揺れの力を吸収する事が出来、
防水性を高める事が出来ます。

ボンドブレーカーが無く目地底でもコーキングが接着してしまうと、
3面接着になってしまい、動きが取れなくなりコーキングになってしまいます。

その為、少ない年数でコーキングが劣化してしまいます。

打ち直しのコーキングが劣化してしまう事があるのは、
ボンドブレーカーが無い上にコーキングをしたために
劣化が早くなっている原因も挙げられます。

ボンドブレーカーの意味を理解出来ていない業者が
行う事で起きてしまう、悪い現状です。

3面接着を避ける為には、ボンドブレーカーは必須材料です。

塀のコンクリート部分にコーキングを使ってほしい理由

コーキングといえば、建物だけに使う材料ではございません。


コーキングの素晴らしいワーキングジョイントの柔軟さは、
他の部位にも活用すべき作用です。
建物の次に使ってほしい部分は、コンクリート塀です。






コンクリートの塀は全てコンクリートで固められているので、とても強固です。
強固なのは良い事ですが、動きに柔軟では無い大きなデメリットがございます。


鉄筋が入っている部分はコンクリート厚が薄いので、
強固なコンクリートに何らかの動きが生じてしまうと、
鉄筋が入っている位置にヒビが入ってしまい目立ってしまいます。


このヒビを目立たせないように、コンクリート塀に適した間隔に目地を設けます。
目地を設ける事で目地部分が弱くなるのでヒビが逃げるようになり、
その部分にコーキングを充填する事でコーキングの内側の
コンクリート部分に亀裂が入るので、見た目的にヒビが目立たなくなります。


この原理を活用されている業者さんは沢山いますが、
まだまだその素晴らしい原理に気付いていない業者さんも多いようです。
この方法を取ると、コンクリート塀に必ず出来てしまうヒビを目立たなくさせる事が出来ます。






目地を設ける間隔は、2m程度が適切な間隔と言えます。
コンクリート打設前に、目地にしたい場所に目地棒を型枠の内側に取り付けます。


GLから100㎜程下まで目地を作ると、多少地盤沈下しても
適切に目地を活用する事が出来ます。


基礎下まで全ての高さに目地を設けてもOKですが、
見えない部分に作っても意味が無いので、不要と言えます。


コンクリート打設後、適切な養生期間を終えた後に型枠を剥がすと、
コンクリートに目地が出来ております。


その部分に、コーキングを充填します。
塀のコンクリートは砂ぼこり等で汚れが目立つ環境ですので、
変性シリコン等の汚れに強いコーキングを採用しましょう。


変性シリコンコーキングは後に塗料を乗せる事も可能ですので、
扱いやすく適したコーキングと言えます。






コンクリート塀の上にフェンスなどを設ける場合は、
フェンスの支柱の箇所ごとに目地を設けます。


理由は、フェンスの支柱部分が埋まっている部分は、
コンクリートが薄くなっているので、力が逃げやすく
亀裂が入りやすい性質がございます。


その部分に目地を設けてコーキングをする事で、
目地部分にひびが逃げるので見た目的にひびが目立つ事がございません。






コンクリート塀にはコーキングを上手く活用する事で、
カッコ悪いヒビが無い綺麗な塀を保つ事が出来ます。


コンクリート塀やフェンスの工事を行う場合は、
この部分に注目して行うと万全なコンクリートを作る事が出来ます。






また、同じ原理で考えると、建物の基礎部分にも目地とコーキング充填で、
余計なヒビを目立たなくさせる事が出来ます。


建築に使うコンクリートは土木と比べると薄いので、
亀裂が生じやすくなってしまいます。


薄い空間の中に鉄筋を組んで入れるので、
ますます亀裂が出来てしまう要素満載になってしまいます。


そんな薄いコンクリートには、わざと力が逃げる部分を
作る事で上手く解決させる事が出来ます。




適切なコーキング業者を選定する方法続き

適切なコーキング業者を選定する方法の続きです。






・工事前に見積りを出してくれる
工事前に見積書を出してくれる事は当たり前の事なのですが、
残念ながら出来ていない業者も多くいるようです。


工事前には「この程度の金額」と口頭で伝え、
工事が終わってから請求書を持ってくる業者が居ます。


その為、事前の金額と差が出てしまう事もあり、
後々揉めてしまう事がございます。


建物全てをコーキング工事するのは大きな金額になるので、
必ず事前にしっかりとした金額を把握してから頼む必要がございます。


それが出来なく施工後じゃないと確実な金額が
出せないという業者は、信用出来ません。


また、途中で追加が発生した場合でも、
確実な追加金額を事前に聞いてから工事を進めてもらいましょう。


建築工事は1個1個が大きな金額になる事がございますので、
業者頼みにせずにお客様の方で逐次把握するようにする事が大事となります。



・見積書の内容が適切
見積書の内容は一式ではなく、
細かく見積書の中身が記載されている業者を選びましょう。


小さい工事ですと、m計算や㎡計算では金額が合わなくなるので、
一式になってしまう事もございます。


しかし、建物1つの外壁全体のコーキング工事は大きな数字になるのに、
一式計算になる事なんてあり得ません。


業者は1から計算して金額を出して、それに似合った見積りをお客さんに
持ってくるので、事前に計算が存在して当たり前です。


建物全てのコーキングを行うのに一式見積りしか出さない業者は、
専門業者としては残念ながら力が乏しい業者と言えます。



・訪問販売業者には頼まない
訪問業者ではなく、信頼できる業者に依頼しましょう。
信頼できる業者の情報に乏しい場合は、近所や知り合いに聞いて
信用できる業者を選んで自ら依頼しましょう。


訪問業者は仕事が取りたい一心で訪問しているので、
施工に乏しい業者が多い傾向がございます。


特にコーキングは防水ですので、施工に確実性が求められます。
その為、信頼できる業者に頼まなくてはいけません。






このように、コーキングは防水ですので、
適切な工程と業者選びがとても大事となります。
防水は家を守ってくれる、大切なパーツです。
建物を丈夫にする為に、業者選びは慎重に進めるようにしましょう。



次回:塀のコンクリート部分にコーキングを使ってほしい理由