うっかり盲点!こんなところにも必要なコーキング

コーキングといえば外部の目地にばかり目が行ってしまいますが、
室内にも必要な個所は沢山ございます。
これらの部位には、コーキングが必ず必要となります。






・キッチンと壁の取り合い
・洗面台と壁との取り合い
・浴室の各部位と取り合い
・その他、各家具や備品類と壁との取り合い






水廻りの備品との取り合いに設けるべき理由は、
水の浸入を防ぐ為に充填します。


水廻りでは無い部分との取り合いに設けるには理由は、
汚れ等の浸入を防ぐ為に充填します。



このように、外部だけじゃなく内部にもコーキングはとても必要であり、
新築の建物には使われない事が有り得ない程、コーキング施工は行われております。


屋内は紫外線等の外的刺激からの影響が低いので、
1液性のコーキングを選定する事が大半です。
種類は、シリコンやウレタン系を使う事が多いです。






室内で使うコーキングは刺激が少ないので、
外部と比べると長持ちする傾向がございます。


水廻りであっても、20年は持つと言われています。
外部のコーキングが10年程と言われているので、
室内は約2倍は持つという計算になります。


ただし、常時水がかかる部位に関しては、
コーキングの劣化というよりも湿気の影響でカビなどの
微生物を発生させてしまうので、汚くなり取り替えなくては
ならなくなる事がございます。




次回:外壁の隙間(溝)のコーキング

カートリッジ式の1液性と、 缶に入っている2液性の違い

コーキングには、ホームセンターなどに売っているカートリッジ式の1液性と、
缶に入っている2液性の2つがございます。
この2つには、このような特徴がございます。







・1液性のコーキング

全て最初か全てが混ぜ合って配合されているカードリッジ式のコーキング材です。
封を切るだけで、使う事が出来るコーキングです。
その為、素人さんでも簡単に使う事が出来るコーキングは、こちらの1液性です。
ホームセンターに売っているので、気軽に手に入れる事が出来ます。



・2液性のコーキング

主剤と副材の2つに分かれており、施工前に2つを撹拌機で混ぜ合わせて使います。
専用の攪拌機が必要となるので、素人さんでは扱う事は不可能と言えますので、
プロ向きのコーキングとなります。


カラーマスターが付いているので、理想のコーキングの色を作る事が出来ます。
ただし、カラーマスターは基本の色しか在庫していない事が多いので、
特殊な色にしたい場合はカラーマスターが特注になってしまいます。


カラーにもよりますが、およそ3週間かかってしまう事が大半です。
その為、時間を要する事をあらかじめ考慮した上で注文すると良いでしょう。






この2つのコーキング材料としての特性の違いは、
2液性の方が圧倒的に劣化しにくいという部分です。
その為、一般的に外壁工事でプロが使うコーキングは、2液性を使う事が殆どです。
特に外壁は紫外線により劣化が激しいので、2液性を使う事を強くオススメします。



外壁に充填する事にオススメなコーキングは、変性シリコンシーリングです。
シリコンは塗料が乗りませんが、変性シリコンは塗料を乗せる事が出来ます。
その為、無塗装版のサイディングやALCに使う事も出来ます。
防カビ材が含まれている事も多い材料ですので、外壁にはとても適したコーキングと言えます。



また、もう1つ注目してほしいのが、F☆☆☆☆のコーキング材とプライマーを採用する事です。
今のコーキング材は、殆どがF☆☆☆☆です。


業者さんが選定するコーキング材料は、ほぼF☆☆☆☆の材料です。
しかし、DIYで行おうと材料を手に入れた場合、
購入したルートによりF☆☆☆☆じゃないコーキング材料に出会ってしまう事があります。


プロはすぐに解って使用を避けるのですが、
素人さんがDIYで使う際は材料に詳しく無ければ気が付かない部分でもあります。
接着機能がある材料や塗料関係の材料を選ぶ際には、
F☆☆☆☆の材料を必ず選ぶ事が鉄則です。


使わない理由は無いので、必ず選定するようにしなければなりません。
見えやすい部分に必ず表示してありますので、必ず確認しましょう。





これらの事を踏まえると、コーキングという作業は簡単そうに思えても、
とても難しいという事が理解できると思います。
目地に充填してヘラ押えするだけの簡単作業に聞こえがちですが、
材料選びから施工までとても厄介で面倒な工事です。
防水性と安全性をきちんと高める為に適した材料と施工を行う為には、
コーキング施工はDIYではなくプロにお任せする事を強くオススメします。
プロを探すには「防水工事 名古屋」などで検索すると
お住まいの地域のプロを探すことができます。



次回:うっかり盲点!こんなところにも必要なコーキング

コーキング材の選び方

コーキングと一口に言っても、様々な種類の材料がございます。
また、様々なメーカーからも出ております。
一般的に使われるコーキングは、以下の種類がございます。






・シリコン系
サイディングやコンクリート、ALC、金属、石、ガラス等の
目地に使われるコーキングであり、耐久性と紫外線に強いのが大きな特徴です。
汚れに強いので、外部で使われる事が多コーキングです。



・ウレタン系
サイディングやコンクリート、ALC、金属、ガラスの目地に
使われるコーキングであり、耐久性が高いのが大きな特徴です。
汚れには弱いですが、外部塗装する材料に使われる事が多コーキングです。



・ポリサルファイド系
アルミ、石、コンクリート、タイル等の目地に使われるコーキングであり、
耐久性が高く汚れにくいのが特徴です。
ブリードが強いので、塗装を乗せる事が出来ません。
高耐油性なので、油分を多く使う場所にとても重宝するコーキングです。



・アクリル系
耐候性と耐久性に乏しいので、室内で使う事が大半のコーキングです。
乏しいとなると採用したくなくなりますが、
単価が安価ですので室内で採用されております。






DIYでコーキングを行う場合は、防カビ材配合の物をオススメします。
水廻りや湿気の多い場所に使ってもカビが発生しにくい性質を持っており、
コーキングが長持ちします。
防カビ材が入っていないコーキングより高価ですが、
後々の事を考えると必要な要素ですので、オススメです。




次回:カートリッジ式の1液性と、缶に入っている2液性の違い

ノーワーキングジョイントになってしまった状態

ノーワーキングジョイントになりコーキングに寿命が来た状態になると、
コーキングが硬化してしまいます。
ノーワーキングジョイントになってしまった状態とは、
このような状態の事を指します。




・シワ
コーキング材が縮んでしまい、波を打ったりし溝と密着しなくなった状態です。



・変形
紫外線等の影響でコーキングが軟化してしまい、
変形して溝と密着しなくなった状態です。



・ヒビ
コーキング表面に細かいひびが入っていくと、
コーキング内部にまでひびが達してしまい、
雨水等を建物内部に浸食させてしまいます。



・破断
コーキング材が割れる事で完全に溝内部と別れてしまい、
溝の中で防水材として全く機能しなくなった状態です。
簡単に雨水等を建物内部に浸食してしまいます。





コーキングが劣化し切れてしまうと、
目地での防水性が無くなってしまいますので、
目地内部の水分が浸透してしまいます。
建物内部の構造材などに影響を与えてしまい、
劣化へと繋げてしまいます。
最悪な状態にならないようコーキングの状態を常にチェックし、
劣化が見受けられたら打ち直しを行いましょう。
コーキングの打ち直しには、以下の部分に注意して行う事をオススメします。




・部分的な打ち直しはしない
外壁でコーキングが1番劣化してしまうのは、太陽光が良く当たる南面です。
南面から劣化し始めていきますが、部分的に打ち直しをするのではなく、
打ち直しを行う場合は外壁全面1度に行うようにしましょう。



・打ち増しはオススメ出来ない
コーキング劣化の際に、既存のコーキングの上に新しいコーキングを打つ
「打ち増し」という方法もございますが、こちらはオススメ出来ません。

打ち増しというのは、劣化し隙間が出来てしまったコーキング部分に
新しいコーキングを打つのですが、古いコーキングと新しいコーキングは
馴染みにくい関係性がございます。
また、古いコーキングの硬化の劣化が終わっていない可能性もございますので、
その上から増し打ちしても中で劣化が進んで空洞が出来てしまう事がございます。
悪循環なコーキングになってしまいますので、オススメ出来ません。



・コーキングは打ち直しがオススメ
古いコーキングはカッターなどで綺麗に取り除き、
目地の清掃とプライマーを塗布した後、
新規でコーキング充填を行いましょう。
年々劣化が激しくなっていく古い建物のクッション代わりになってくれますので、
新規でコーキングを打つ事は建物全体の為の役にも立ちます。



・コーキングはプロに頼むべき
コーキングはホームセンターにも売っておりますので、
素人さんでも簡単に手に入ります。
そのせいか、コーキング劣化部分をお客様自身で打ち直し
される方も多く見受けられますが、オススメ出来ません。
コーキング作業は何故か簡単に見えてしまいがちなのですが、
実はとても難しいのが現状です。




コーキングの目地スタイルは、目地の底面をボンドブレーカー等を
用いて接着を防いだ、左右両脇の2面接着が基本です。
素人さんがDIYでコーキングを行うと、それを解らずに目地底共に
三面全てを密着させてしまう方が非常に多い傾向がございます。
これでは、コーキングの効果を100%発揮させる事が出来ません。
劣化も激しくなってしまうので、コーキングの寿命も短くしてしまいます。



このように、たかがコーキングと思うかもしれませんが、
扱いが非常に大変な材料と言えます。
安易な考え方でコーキング施工をし、
全く意味をなさなかったパターンも良く見受けられます。
施工の仕方や使い方は十分検討し、
きちんと建物に馴染むコーキング工事を行いましょう。
定期的にコーキングを打ちかえる事が、
建物の寿命を延ばす事に繋げる事が出来ます。


家主さんのコーキングのメンテナンスの見極めにより、
ご自分の建物の寿命を大きく左右させる事になります。




次回:コーキング材の選び方

コーキングの切れには要注意

コーキングとは、材料部材の隙間を充填して埋めるゴム状の材料です。
シーリングと呼ばれる事もございますが、
建築業界ではコーキングと呼ばれる事が一般的です。
目地への充填後、放置する事で硬化していきゴム状に変化していきます。


防水性を高めないといけない部位に使われる事が多く、
気密性や美観性を高める為にも役立ってくれます。





コーキングは、ゴム状で引っ張り作用を作る事が出来るワーキングジョイントです。
とても性能が良い材料なのですが、紫外線等の外的刺激により劣化していき、
半永久的に使う事が出来ない材料です。
寿命は、およそ10年程度と言われています。


外壁の向きや環境により、3年で劣化してしまう事もございます。
3年でコーキングが劣化は施工不良ではないかと思うかもしれませんが、
環境的な劣化が3年程で起きてしまう事は珍しくないので、
仕方のない事と思うようにしましょう。





施工後数週間で劣化してしまった場合は、
明らかな施工ミスとなるので業者に問合せして施工し直しを行ってもらいましょう。



硬化が進むと肉やせし破損してしまい寿命となり、
ノーワーキングジョイントになってしまいます。


建物は構造材の収縮や動きにより微妙に動きが発生する為に、
ジョイント部分に柔軟性があるワーキングジョイントはとても必要不可欠になります。


ノーワーキングジョイントになりコーキングに寿命が来た状態になると、
コーキングが硬化してしまいます。





次回:ノーワーキングジョイントになってしまった状態