外壁の場合は隙間(溝)の中には必ず底がありますので、
そのままコーキングを充填する事が可能です。
室内で打つコーキングの部位は、隙間(溝)の裏側が
空洞になっている場合が大半ですので、底がございません。
その為、バックアップ材を入れて底を作った後にコーキング充填を行います。
バックアップ材とは、発泡系の細い筒状になったひも状の物や、
四角い断面になったひも状の物であり、形は様々です。
太さや細さも様々あり、目地の太さより1~2㎜程少し太めの物を選んで、
へらなどを用いて目地の奥に詰め込みます。
バックアップ材を入れた事で底が出来るので、
きちんとコーキングを充填する事が出来る様になります。
バックアップ材を適切に入れるとなると、
素人さんでは大変な作業となってしまいます。
室内のコーキング充填は、プロに頼む事をオススメします。
室内のコーキングは想像する以上に面倒で難しいので、
出来そうで出来ない作業と言えます。
リフォームで水廻りにコーキングを施した場合、
水廻りが使えない時間帯が出来てしまうのが難点です。
コーキングは、一般的に2~3時間で表面硬化していきます。
その為、表面硬化がしてきた2~3時間後に状態を確認した上で、使いましょう。
コーキング施工した部位に水がかかる位は問題ございませんので、
直接触れないように注意して使いましょう。
もしも完全硬化前のコーキングに直接触れて形が変わってしまったら、
その部分は取り除き再度充填しなければなりません。
完全硬化の前にコーキングに触れて形が変化してしまうと、
目地底に空洞が発生してしまう場合があり、
耐久性が低下してしまう事がございます。
表面上見た目には何でもないように見えても、
中身に問題が生じている場合がございます。
必ず綺麗に取り除いて、充填し直しましょう。
次回:内壁のビニールクロスとの入隅や建具廻り